まず最初に大阪北部地震、西日本豪雨、記録的猛暑、イレギュラー台風12号、被災されました皆さま心よりお見舞い申し上げます。そんな中で7月16日(祝)第5回MAC懇親へら鮒野釣り大会が兵庫県丹波市に位置する「大杉ダム」で開催されました。
素朴な農業用ダム湖だが言わずと知れた魚影の濃い釣り場として有名、管理池感覚で楽しめるので人気度も高く、上流には設備も充実したキャンプ場もありファミリーで訪れる風景も見られました。
当日の朝、準備の為にちょっと早目に到着。辺りが薄明るくなって湖面に目を配ると何と水の色が濁ってまっ茶色でした。豪雨による爪痕がきっちりと残っている。こんな状態で釣れるんやろか?とも思われました。
競技規定は2枚の合計寸法で、今回の参加人数は33名内女性が2名で競われました。今回は超満水なので掛かり場も限られており、入釣ポイントが心配されましたが全員滞りなく釣り座を構えることが出来ました。
中でも人気ポイントとなる堰堤には十数名がずら~と並び、長い竿を振る人から短い竿を振る人、みんなそれぞれの釣り方で競技に突入した。
普段なら数分で竿立ちが見られるのですがアタリもないまま刻々と時間だけが過ぎ去っていく。やっぱり水質が悪いのか相当な喰い渋りが見られ、小一時間ほど経ってようやく堰堤中程での竿立ちが見られました。しかし、その後が続かず皆さん四苦八苦されていました。タナを変更したり、釣り方を変更したり、試行錯誤しながらも餌打ちに専念されていました。
上流や中流域と言うよりもダム湖全域が同じような感じで超喰い渋り状態である。毎年この時期では一日で三桁釣りも記録されているだけに信じられない状況でした。当然この日も猛暑日、色とりどりのパラソルの花が咲く、水分補給をしっかり取りながらも競技に専念されており、時折冗談やボヤキが飛び交いながらも皆さん和気藹藹と楽しく過ごしておられました。
状況が良ければ床釣りに大型が出やすいのですが今回は左岸の中流域で浅いタナで良型が見られたようでした。とにかく超喰い渋り状態、管理池の名手も沢山参加されましたが二桁をクリアーされたのは数名でボウズも出た最悪な結果となりました。
午後3時、全員が無事に終了となりました。
【大会結果(へらぶな2枚長寸)(敬称略)】
優勝 | 本多 元治 | 80.0cm |
2位 | 井岡 孝久 | 75.1cm |
3位 | 戸田 希一 | 73.7cm |
4位 | 松下 寛 | 73.3cm |
5位 | 麻野 昌佳 | 73.1cm |
6位 | 畑野 勝 | 73.0cm |
7位 | 平田 錦也 | 72.5cm |
8位 | 富田 | 72.3cm |
9位 | 加治屋 | 72.2cm |
10位 | 小野 晋 | 72.0cm |
優勝者 本多元治さんの仕掛け
竿 17尺、道糸 1.2号、ハリス 上下0.8号、タナ一本半、餌バラケと段差の一発。
今回はマルキユー株式会社、大杉ダム管理人の松本さん、お世話になりありがとうございました。そして、スタッフのみなさん猛暑の中お疲れ様でした。「おおきに!」