「第2回MFG北海道へら鮒釣り大会」が5月28日、札幌市と石狩市に位置する「茨戸川」及び「篠路川」を会場に開催された。
本大会は、釣りエサメーカーのマルキュー㈱の後援のもと、MFG(マルキューファングループ)が昨年に引き続き主催するへら鮒釣り大会で、降雨の影響により小学校の運動会が順延したため欠席者も多かったが、会員及び一般参加者計50名が参加。午前4時の受付後、参加者たちは思い思いのポイントに向かい、午前5時に競技が開始された。
今年の茨戸川は、ヘラブナの産卵シーンである「乗っ込み」が未だ小規模であることから、40cmクラスの巨ベラの固め釣りすることは難しいものの、5匹の合計重量という競技規定のため一発大型を狙い、「篠路川」に入釣する参加者もいたが、多くの方々は、「茨戸川」に点在するハタキ場に向かったようだ。
検量終了時間が午後1時までとなっていることから、午前11時半過ぎから、釣り上げた魚を大切に抱えた参加者が続々と戻ってきたが、大多数の参加者は良型を5匹揃えることができなかったようだ。
優勝は、茨戸川・生振の「とんぼの学校」向かいに入釣し、11尺ザオでスタートした後、8尺ザオにチェンジして両だんごの底釣りを行った北区の直江宣之さん。仕掛けはミチイトが2.0号、ハリスは1.0号を短ス22cm、長ス30cmとし、ハリは上下とも8号をセット。エサのブレンドは「マッシュポテト」1杯、「尺上」1杯を水2.3杯で仕上げたもので、5匹合計重量で5.18kgの釣果を上げた。
また、大型賞は、茨戸川・ガトーキングダム横の水門脇に入釣し、10尺ザオで両グルテンの底釣りを行った東区の伊藤彰典さん。仕掛けはミチイトが1.0号、ハリスは短スが0.8号で20cm、長スは0.6号を28cmとし、ハリは上下とも7号をセット。エサのブレンドは「尺上」100cc、「新べらグルテン・底」200cc、「わたグル」100ccを水450ccで仕上げたもので41.6cmをゲットした。
(成績:20cm以上ヘラブナ5匹合計重量)
1位 直江宣之(札幌市北区)5.18kg
2位 早坂憲明、原敏彦(同重量)4.44kg
4位 前田孝宜4.26kg
5位 迫田守4.20kg
大型賞
1位 伊藤彰典41.6cm